安倍派裏金事件元旦から永田町騒然! 特捜部の関心は森元首相の「中抜きスキーム関与」ともっぱら
岸田自民にとっては、全くめでたくない新年の幕開けとなった。
自民党の「清和会(安倍派)」のパーティー裏金事件を巡って、東京地検特捜部は正月休みを返上して捜査を続行。派閥幹部を続々と聴取している。注目は、清和会の元会長・森喜朗元首相の関与の有無について確認を進めていることだ。産経新聞が元日に〈森元首相の関与有無 解明へ〉と報じ、永田町が騒然としている。
「聴取された議員によると、特捜部は議員本人よりも森さんに関心があるような聞きぶりだったそうです。『森さんとのご関係は』『森さんは派閥の意思決定に関わっているのか』などと、散々聞いてきたといいます。1998年に清和会会長に就任した森さんが、長年続く裏金化スキームにどう関与してきたのかを確認している可能性がある。また、2022年5月、派閥側が販売ノルマ超過分のキックバック中止を通達したのに、夏に撤回したことについても、森さんが派閥幹部から相談を受けたのかどうかも気になっているようです。一部週刊誌では、森さん自身が議員側からキックバック分の“上納”を受けていた疑いも報じられている。いずれにせよ、特捜部は森さんが裏金化スキームを知り得る立場にあったと睨んでいるのでしょう」(官邸事情通)