「会社で花見」3割以下…大企業ほど開催せず、桜はプライベートで楽しむ時代に

公開日: 更新日:

 会社の上司や同僚と、満開の桜の下で大宴会──。そんな光景はもはや過去のものとなりそうだ。

 東京商工リサーチが11日に発表した企業調査によると、今年の「お花見、歓迎会・懇親会」の開催率は29.1%にとどまった。コロナ禍前の2019年の開催率51.8%から、22.7ポイントも下落した。

「参加人数や滞在時間などに制限を設けている企業はわずかだったため、今年はコロナの影響はほぼなくなったと言えます。それでも開催率が元に戻らないということは、企業がお花見を開かなくても特に問題はないと判断したのだと思います」(東京商工リサーチ情報本部の担当者)

 人々の価値観の変化もあるようだ。

「昨年末に行った忘年会・新年会の調査でも、開催率は55%にとどまりました。開催しない理由は『開催ニーズが高くないため』が一番多く、『参加に抵抗感を示す従業員が増えたため』が2番目に多かった。このあたりはお花見の開催にも関係しているのでしょう」(前出の担当者)

 つまり、社員があまり行きたがらないのだろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…