「会社で花見」3割以下…大企業ほど開催せず、桜はプライベートで楽しむ時代に

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 また、開催をやめたのは中小企業より大企業が多い。中小はコロナ前の19年が50.16%で、今年が28.46%と、21.7ポイント減。大企業は63.37%から36.72%と、26.65ポイントも下がった。

「忘・新年会の調査で、開催しない理由に開催ニーズの低下や、参加への抵抗感を挙げる割合は、大企業の方が大きかった。これはお花見にも影響しているのではないかと思います。中小企業は、家族経営などウエットな人間関係を築いているため、減少幅が少なかったのでしょう」(前出の担当者)

 会社のお花見が減ったとはいえ、桜の名所などは訪日外国人客にも大人気で、今年も大勢の人でにぎわった。関西大学の宮本勝浩名誉教授は、今年のお花見の経済効果は約1.1兆円になると推計。前年より拡大している。お花見を楽しむ人そのものは減っておらず、プライベートで楽しむ形に変化しているようだ。

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