「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

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 警察関係者は「担い手不足感は否めませんが、機動隊は今でもかなりのツワモノぞろいです」と、こう続ける。

「基本的に20代が多く、体力のある者が集まっている。レガース(防具一式)やヘルメットなどの装備は全部で7キロあり、盾は6キロ。それらを装備したままグラウンドを何周も走るなど、普段から過酷なトレーニングに励んでいます。警杖という警備用の長い棒を扱うための修練の時間もあり、剣道や柔道の有段者もチラホラ。武術にもぬかりはありません」

 集団行動では、より力を発揮するという。

「国会など重要施設の警備にあたることが多く、失敗は許されない。そのため、普段から綿密に連携を確認し、訓練しています。個の力はともかく、組織力は非常に高いはず。とはいえ、なり手不足の傾向がこのまま続くと、業務に支障が出てくるかもしれません」(前出の警察関係者)

 2018年には制服が62年ぶりにリニューアルされ、現代的なデザインに。かつては鉄製だった盾も、透明なポリカーボネート製が主流になり、よりスマートな装いになった。

 機動隊の見た目が変わったのは、時代の変化ということか。

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