宮城県図書館(仙台市)はまるで自然と調和する「宇宙船」

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 緑豊かな杜の都、仙台。その郊外に位置する泉区。鳥のさえずりに耳を澄ませ、静かな森を歩くと、銀色の威容が姿を現す。まるで森に降り立った宇宙船に出合ったかのような、幻想的な光景だ。

 前身は明治時代の「宮城書籍館」及び、その後継である「宮城県立図書館」。1998年に現在の場所に新築移転した。

「過去の資料によると、『すべての県民に開かれた利用しやすい図書館』など6つのコンセプトがあり、その1つに『周辺の自然環境を生かした自然公園の中の図書館』という方針もありました。敷地周辺の残された自然の地形、植生を生かすことにこだわり、いくつかの尾根と2つの谷を残したまま、橋をかけるように建築されています。図書館の主要部分は『空中閲覧室』として木々の上に浮かんでいるようにも見えます。また、谷は『地形広場』となっています」(資料奉仕部の竹内透史氏)

 敷地内の森は自然公園として散策でき、「書見の道」として遊歩道が整備されている。いくつかのあずまやがあるから弁当持参でのんびり散策するもよし。館内1階にはレストラン(持ち込み不可)、1階と3階には飲食スペースがある。

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