本当にコメは品薄か? SNSで指摘される「令和の米騒動」のウラにTVメディアの“煽り報道”

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《コメ需要の増加は5月くらいから言われていたが、誰も品不足を心配していなかった。パリ五輪が終わった8月から急にテレビで「品薄」と大騒ぎに》

《商品棚にコメがないという映像をTVで繰り返し見せられると焦る。周りの人も「いま買いに行かないと」と言っている》

《TVが騒いだコロナ禍のマスク騒動を思い出す。そのうち、コメの転売ヤーも出てくのでは》

 1918年に起きた「米騒動」は、群衆がコメを求めて販売店に押し掛ける地方の事件を伝えた新聞報道によって全国各地に暴動が拡大。「ビリケン内閣」と呼ばれた当時の寺内正毅首相が総辞職に追い込まれる事態となったが、新聞とTVの違いはあれども状況は似ているとも言えるだろう。いずれにしても消費者は冷静に考えた方がいい。

  ◇  ◇  ◇

●関連記事【もっと読む】『自民総裁選に出馬する小林鷹之を「シン・保守」などと持ち上げるTVメディアの醜悪』、【さらに読む】『井上咲楽27時間テレビ」100kmマラソンをリタイア…TV局が止められない"美談"へのこだわり プロでも重度熱中症に』では、テレビメディアの姿勢を取り上げている。

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