著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(67)iRobotルンバのすごい進化! コンセプトをキープしたまま「水拭き」自動化まで成し遂げた

公開日: 更新日:

 このため、アイロボットはクリーンベース(ロボット掃除機のダストボックスからゴミを収集、ためておくシステム)を採用しました。発表時は「コンセプト実現のためここまでするか!」と驚きました。

 しかし、水拭き掃除は床掃除と全く違います。拭き掃除後は、キチンと後始末しなければなりません。雑巾の扱いと同じですから。「濡らす」「拭く」「洗う」「乾かす」などが必要。ことごとく人の手を煩わす動作です。

 水拭き掃除には、要するに「床掃除を忘れさせる」というコンセプトを実現するどころか、逆に絨毯などを水拭きしないようにするために、いろいろな設定をしなければなりません。

 知らない間にキレイにしてくれるからこそのロボット掃除機。人に負担をかけるなら、いりません。私は自分でさっさと掃除します。

■2年間の開発で…

 ですが、実は、この2年間、アイロボットの技術陣はコンセプトを曲げずに開発を続けていました。拭き掃除のメカニズムを洗練させる一方、この秋発売のルンバCombo 10 Max+AutoWashではパッド洗浄、給水などの自動化をなしとげたのです。供給タンク、排水タンクを設けた上、パッドの汚れをこすり洗い、その後、自動乾燥する機構をつくり上げたのです。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  2. 2

    巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

  3. 3

    魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚

  4. 4

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  3. 8

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  4. 9

    葉月里緒奈47歳“魔性の女”の現在地 セレブ生活の投稿が性に合っている?

  5. 10

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末