6月8日は「ルンバの日」…開発は地雷除去のためだった? アイロボットジャパンに聞いた
6月8日は語呂合わせで「ルンバの日」。もちろん、世界的に有名なお掃除ロボットのことだ。
このルンバ、地雷探査機の技術が使われているって本当なのか?
「『見落とし』が許されない地雷探査のノウハウが、部屋のどこに落ちているか分からないゴミを探して集め、床面を網羅するルンバの動きに生かされています」(アイロボットジャパンの広報担当者)
実は2002年に発売された初代ルンバの原型は、1997年に開発された地雷探査・除去ロボット「Fetch(フェッチ=地上型)」と「Ariel(アリエル=海中型)」で、人工知能「AWARE(アウェア)」のプロトタイプが搭載されていた。
同社はほかに、火星探査ロボット「Genghis(ジンギス)」やアメリカ同時多発テロで被害を受けた世界貿易センタービルでの探索で活躍した「PackBot(パックボット)」なども開発。パックボットは福島第1原子力発電所の放射線量や温度・湿度を測定する多目的作業ロボットとしても活躍している。