(74)三菱電機の冷蔵庫は「マイナス25度冷凍」がウリ! 野菜の“積極冷凍”で食品ロス削減を提案
使い勝手のよい棚の条件は浅めで奥に詰め込めない棚なのですが、今の冷蔵庫の棚は2段、場合によっては3段にも詰め込み、使います。冷蔵庫の棚は、どこからでも見えやすくするため強化ガラスが使われていますが、それでも食材は見えにくくなります。それで食材ロスが出やすいのです。
棚にこだわった冷蔵庫にはAQUA(アクア)のTZシリーズがあります。広幅のためあらゆる家庭で使えるわけではありません。それでも使い勝手がいいので、指名買いが多いモデルです。
棚方式でない、新しい提案をしてきたのが三菱電機。食品ロスでもっとも多い食材は野菜です。1個買いするため、どうしても半端が出やすいのです。半端を使いあぐねているうちに食べられなくなってしまいます。
三菱電機は野菜の積極冷凍、活用を提案します。冷凍保存はどの冷蔵庫でもできますが、三菱は保存する野菜に一時的にマイナス25度の冷気を当てより硬くする「できちゃうV冷凍」。通常冷凍はマイナス18度。マイナス25度にした野菜は手で粉砕でき、みじん切り同様にできます。半端量の野菜を隠し味的に使えば料理の味に深みを与えられます。しかも包丁いらず。
さらに冷蔵庫内の整理整頓を心がけると、7万円とはいかずとも、数万円分はロスを削減できるはず。冷蔵庫内を整理すると冷却効率が上がり、電気代節約にもつながります。