「月刊ムー」はミステリーを捏造しているの? 発行元ワン・パブリッシングに聞いた
「UFOやUMA(未確認動物)の出現があればもちろん記事にしますが、そんな奇現象は都合よく発生してくれませんので、時事ネタの企画も多いですね。アメリカ大統領選挙があれば『次期大統領はUFO情報を開示するのか?』が企画になり、呪術や陰陽師がはやっているので『安倍晴明=術法ノ者』を特集するといった具合です」(前出の担当者)
ここ1年で人気のあった記事は「2025年日本壊滅大予言」(8月号)だったそう。予知夢マンガを発端に、予言・予知・スピリチュアル・陰謀論などないまぜで「2025年になにかある」という話題で注目されたのだ。終末論は人気の定番企画だ。
「過剰にあおらないように注意はしていますが、予言(予知)の記事はウケやすい。直近の未来について『怖いもの見たさ』の読者の存在があります」(前出の担当者)
ムーを愛読する知的読者は「ムー民(むーみん)」と呼ばれ、唯一無二の記事を好む。