裏金自民「赤い羽根募金」への寄付は新たな“抜け道”か? トンチンカンぶりにSNSドン引き
《どこまでもピントがずれとるな》《いくら寄付しようが犯罪は犯罪だよ》――。
ネットに投稿された意見を見る限り、評価する声はほとんど見られない。自民党が26日、裏金事件の「政治的けじめ」として、「赤い羽根」で知られる社会福祉法人「中央共同募金会」に寄付する方針を固めた、と報じられたことだ。
自民は23日の役員会で、党費などを原資に一定額を寄付する方針を決定。森山裕幹事長(79)が会見で、「国民に理解をいただける形にしていくことは大事だ」と発言していた。
寄付額は政治資金収支報告書の不記載相当額(約7億円)を上回る額といい、自民は裏金事件の幕引きを図りたい考えだ。
「ご協力、よろしくお願いします!」
小中学生の頃、先生と一緒に駅前や繁華街に立ち並び、募金箱を両腕に抱えて声を張り上げた人も多いだろう。呼びかけに応じて募金した人の左胸などに赤い羽根を付けてあげると何となく自分が誇らしい気分になったものだが、これが裏金自民の寄付となると違和感を覚える人も少なくないようだ。