「サウナ&カプセル ミナミ」下北沢店 「昭和ストロング3セット」で“全身あまみ大島”!
「サウナ&カプセル ミナミ」下北沢店
京王井の頭線、小田急線の下北沢駅東口(旧南口)から歩いて商店街を抜けると、エントランスの左右に葛飾北斎の赤富士が描かれた鮮やかなビルが見えた。男性専用施設「サウナ&カプセル ミナミ」は昭和末期に創業し、「当時の下北沢でサウナ施設はウチだけでした」と責任者の長澤有理さん。
靴箱のカギをフロントに預け、平日入館料を払います。60分1320円は短いので、最大12時間の一般2200円をチョイス。ロッカーキーを手に2階脱衣場に入ると、スーツにシワがつきにくい縦長ロッカーっス。中にタオルセットが用意されてます。早速、服を脱いで浴場にお邪魔して、ボディーソープなどで汗を流し、まずはお湯をいただきましょう。
約39度の白湯にザブンすっと、バイブラが激しくて気持ちよかぁ。天井のステンドグラスや浴槽脇に置かれたアートフラワーが何とも昭和的。リラックスして温まったらサウナタイムっス。
ビート板を手に白木のドアを開けると、うひゃ~、カラッカラのドライな熱さ。壁の耐熱タイルも背もたれの木も黒く焦げてまっせ。「これぞ昭和サウナ」といわんばかりデス。「室内の木材はスギを加工したものです」と長澤さん。“7”の字に近いL字2段ベンチは定員8人ほど。ストーブ寄りの上段に空席を見つけてどっこいしょ。
その遠赤外線ストーブはガスボイラーとつながっているそうで、室温は100度強。若者を含めて先客は、テレビをボーッと見ながら頑張ってますよ。メタボな59歳、負けてられませんねぇ。
ビシッビシッとストーブがきしむ中、南国の日差しのような乾いた熱さがジリジリと肌を刺してきて、2分も経たずに玉汗タラーリ。5分で汗ダラッダラ。深呼吸しようとしたら鼻の奥がチリチリして降参デス。サウナーの間で「昭和ストロングサウナ」といわれるのも納得のドライ熱波をせめて10分! 頑張ってみたものの、結局8分でチーン。