オザキフラワーパーク 尾崎明弘社長(1)買える植物園の異名を持つ巨大園芸店
オザキフラワーパークは、売り場面積1200坪を誇る首都圏最大級の園芸専門店だ。
身近な花苗から貴重な珍奇植物まで、年間約10万品種という国内屈指の品揃えを誇る。
ガーデニング愛好者の聖地として知られ、誰ともなしに、「買える植物園」と呼ばれるようにもなったという。
中でも人気スポットは、観葉植物コーナーだ。ディクソニアなど希少な大型植物が原始的な雰囲気を醸し出し、うっそうとした密林の中に迷い込んだような気分になる。
特に珍しい形状に育った個体差のあるものは「1本もの」と呼ばれ、数十万円もするものもあるそうだ。これらは、八丈島や鹿児島、沖縄まで行き、生産者から直接買い付けてくる。
「最初は市場から仕入れていたのですが、私自身、大の観葉植物好きで、もっと変わった植物をお客さまに見せたくて、生産者のもとに行くようになりました」と、尾崎は語る。
珍しい観葉植物を見つけるとワクワクするそうで、社長業の傍ら、1本ものの買い付けだけは自分で行っている。