「サカタのタネ」に聞いてみた 家庭菜園は財布の節約になりますか?
コロナ禍でガーデニングがブームだが、節約のために家庭菜園をと考えている人は多いはず。
これって実際に節約になるのだろうかというギモン。
創業100年を超える老舗種苗メーカー「サカタのタネ」(本社・横浜市)の広報担当・中野さんは「家庭菜園での栽培と、生産者が行う栽培は、趣旨が異なっています」と言ってこう続ける。
「家庭菜園は単に野菜を収穫して食べるだけではなく、育てる過程を楽しめることが魅力です。一方で、生産者によって栽培される野菜は、『一年を通して安定供給をする』という社会的責任を伴う事業ですので、家庭菜園とは目的が全く異なっており、どちらが安いかは単純比較ができません」
買って食べた方が安いという人もいるが、家庭菜園はお金には換算できないプライスレスな魅力があるのだろう。
同社はネットメロンの代表格である「アンデスメロン」を1977年に開発した、あの会社。実はこれ、アンデス高地が産地ではなく、「作って安心」「売って安心」「買って安心」の「アンシンデス」が名前の由来なのだという。