100時間カレー 米田周平社長(1)神田カレーグランプリ初のV2を達成した起業家の10代の決意
起業を目指して米田氏はまず一冊のノートを用意した。そこに「25歳までに起業する、俺が社会を変えてやる」と書き込み、そのために必要な経験やスキルを挙げて人生プランを立てた。
そのうえで、転職したのは通信機器やネットワークセキュリティーを扱う会社の営業職だ。そこで飛び込み営業やテレアポなどの業務を経験して、営業力を養ったという。
「アポが取れるまで何百件も電話をかけ続けるのは大変でしたが、あきらめなければ必ず結果がついてくることを実感しました。3年経つ頃には、自分が良いと思うものであれば何でも売れるだけの自信がつきました」
営業力を身につけたら、次に必要なのは経営力だ。米田氏は経営を学ぶために、当時急成長を遂げて話題だったベンチャー・リンクに入社した。 =つづく
(ジャーナリスト・中川明紀)