リハプライム 小池修社長(1)歩行訓練特化型のデイサービスを全国展開
リハプライムは、デイサービス「コンパスウォーク」を中核に、さまざまな付帯事業やフランチャイズ事業を展開する介護事業会社だ。
従来のデイサービス(通所介護)は、家族の負担を軽減することを目的にした預かり型が多かったが、同社は、理学療法士などの専門職による歩行訓練・機能回復に特化しているのが特徴だ。
小池修(58)は、両親の様子を見たり、話を聞いたりして、高齢者が自立した生活を送りにくくなるきっかけは、足腰が弱って歩けなくなることと、自分でトイレに行けなくなることの2点だと考えた。
「歩けるようになれば自分でトイレにも行けますから、まずは歩けるようにすることを目指すという意味で〈ウォーク〉という名前をつけて、分かりやすいリハビリ施設をつくろうと思ったのです」
デイサービス名には、利用者が機能を回復して人生を楽しむという目標を持つための羅針盤(コンパス)になろうという意味も込められている。
美容室、生はちみつ食パン専門店、移動スーパーなど付帯する施設もユニークだ。マージャンやおしゃべりなどを楽しめる閉じこもり予防のための交流型デイサービスもある。こうやって、施設によって独自性を出しているのも同社の持ち味になっている。