リゾートバイト最新事情(後編)給与や正社員への道など…気になる待遇面は?
鈴木将人さん(グッドマンサービス)
観光地のホテルや旅館で、住み込みで働くリゾートバイト。都会の喧騒から離れたいと、近ごろはシニア世代からも注目を集めているそうだ。給与や正社員への道など気になる待遇面について、人材派遣会社グッドマンサービスのリゾート第1営業部長・鈴木将人さんに聞いた。
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■月収22万~40万円 職種によって給与に差
気になる給与は、月収ベースで22万円から40万円ほどが目安となる。この中には、食事や住居費が含まれているところがほとんどだ。
金額の差は職種や勤務地、経験などの差である。職種別に見ると、客室清掃が時給1100円から1200円程度とやや低め。一方、調理や仲居は高時給で、「調理の場合は時給1600円から1700円が相場」だという。
勤務地によっても待遇に開きがある。全国屈指の温泉地である箱根など関東圏のリゾート地は、客の数が多いので単価も高くなりがち。また、外国人観光客の利用が多いのが特徴だ。
「箱根や関東圏は、外国人のお客さまが多いので、英語や中国語などの語学力を持つ方が重宝されます。特にフロント業務では、語学力があると時給が100円から200円ほど上乗せされるケースが多いですね」
リゾート地は最盛期ともなると大変な繁忙期を迎える。それは裏を返せばチャンスでもある。
「ニセコのスキー場や沖縄のリゾートは、ハイシーズンになると人材の争奪戦になります。毎年顔なじみで来てくれる方は、受け入れ側も『この人なら』と太鼓判を押して優遇します。派遣のリーダー的なポジションをお願いすることもありますね」