裏金3500万円で職員略式起訴、「都議会自民党」解散で自民は都議選“死屍累々”…ほくそ笑む小池・石丸・玉木
「矢島さんはもともと都庁職員で、都議会の自民党控室の受け付け業務に従事していた。退職後は自民側に雇用され、通算30年以上も勤めています。都議から信頼されていて、カネの出し入れを任されていたのは間違いないでしょう。ただ、一職員の彼が裏金づくりを主導できるわけがない。都議の指示があったと考えるのが自然です」(都庁関係者)
■「矢島さんはただの集金役で“貧乏くじ”を引かされた」
都議会自民OBが言う。
「パー券の売り上げは現金払い。ノルマを達成できない都議に『ちゃんと売ってこい』とハッパをかけていたのは重鎮都議で、矢島さんはただの集金役だったと記憶しています。“貧乏くじ”を引かされたのでしょう」
しかし、都議も無傷では済まなそうだ。自民党都連は今年6月に予定される都議選で、裏金問題に関係した都議の公認を見送り、無所属での出馬を求める案を検討するという。裏金都議は“死屍累々”だ。
「頼みの綱は公明党ですが、西田実仁幹事長が会見で『国会議員の不記載以上に大変厳しい話ではないか』と批判。都議選の対応について『選挙協力をどうするか何も話は進んでいない』とも言いました。衆院選では裏金事件の影響で自民と共に沈みましたから、都議選では距離をとる可能性がある」(都政関係者)