国交相も異例の呼びかけ「引っ越し問題」解決のカギは家具・家電付き賃貸の普及にある

公開日: 更新日:

「引っ越し時期をずらして欲しい」──大臣からの異例の呼びかけだ。

 3月から4月にかけて日本全国で発生する引っ越しラッシュについて、中野洋昌国土交通相が引っ越し時期の分散を要請している。国土交通省の調査によると、3月の引っ越し件数は通常月と比べて大幅に増加し、特に3月15日から4月6日の期間は混雑が予想されているという。大手引っ越し事業者6社のデータでは、この時期の件数は約29万5000件で、年間平均の約15万件の2倍近い。

 中野国土交通相は2月12日の会見で「トラックドライバーの労働負荷の低減や、スムーズな引っ越しのためにも、混雑時期をできるだけ避け、引っ越し時期の分散に向けてご協力をお願いします」と述べた。

 昨年4月に施行されたトラック運転手の時間外労働の上限規制による運転手の人手不足、いわゆる「2024年問題」により需給は逼迫している。

 そもそも春は引っ越し料金も割高になるため、時期をずらせば費用削減が期待でき、利用者側にも恩恵がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  4. 4

    金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

  5. 5

    故みのもんたさん 闘病生活の中で本紙に語っていた「老い」と「人生最期の願い」

  1. 6

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希まさかの「先発白紙」はむしろプラス…《メジャーレベルではない》の声も

  3. 8

    山田涼介のソロ活動活発化で“亀梨和也のトラウマ”再燃…Hey! Say! JUMPファン戦々恐々

  4. 9

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇