NYタイムズ 社説で「日本版NSC」「秘密保護法」断罪の波紋
安倍首相が成立に躍起になっている「日本版NSC設置法」と「特定秘密保護法」。言うまでもなく、米国の“猿マネ”だが、その米国のメディアがこの法案を断罪した。それも記者個人のオピニオンではなく「社説」でだ。
米ニューヨーク・タイムズ(電子版)の29日の社説のタイトルは「日本の反自由主義的秘密法」。記事では、〈日本政府が準備している秘密法は国民の知る権利を土台から壊す〉〈何が秘密なのかのガイドラインがなく、政府は不都合な情報を何でも秘密にできる〉〈公務員が秘密を漏らすと禁錮10年の刑になる可能性があるため、公開より秘密にするインセンティブが働く〉〈不当な取材をした記者も最高5年の懲役〉〈日本の新聞は、記者と公務員の間のコミュニケーションが著しく低下すると危惧している〉〈世論はこの法律に懐疑的〉――と問題点を列挙している。
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