<第11回>改憲要件を過半数にすることは「憲法の否定」だ

現行憲法の96条は、国会が憲法改正を発議する条件として「各議院の三分の二以上の賛成」を要求している。ところが、自民党改憲草案の100条は、「両院それぞれの総議員の過半数の賛成」で改憲を発議できる……としている。
これは改憲要件の「緩和」と呼ばれているが、その本質は憲法が…
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