<第11回>改憲要件を過半数にすることは「憲法の否定」だ
![小林節慶大名誉教授(C)日刊ゲンダイ](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/188/834/f620dd8bdcfc3233e83f0bf15b2e5bea20160830151725782_262_262.jpg)
現行憲法の96条は、国会が憲法改正を発議する条件として「各議院の三分の二以上の賛成」を要求している。ところが、自民党改憲草案の100条は、「両院それぞれの総議員の過半数の賛成」で改憲を発議できる……としている。
これは改憲要件の「緩和」と呼ばれているが、その本質は憲法が…
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