アメリカとイギリスは首脳会談を行い日本の一撃を待った

実は天皇は近衛からルーズベルトとの首脳会談について報告を受けた時に、賛意を示している。南部仏印進駐とそれに対する報復に天皇は困惑していた。石油が入ってこないという状況によって、海軍をして対米戦に傾くのを懸念していたのである。実際、軍令部総長の永野修身は天皇の前に進み出て、石油が…
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