御前会議の「白紙撤回」を条件に 東條を首班指名した歴史の大博打
陸軍の強硬派を代弁していた東條英機が、首相になったのは確かに不可解なことであった。
近衛が総辞職したときには、近衛も東條も次期首班は東久邇宮を想定する形で事態を見守っていた。近衛は東久邇宮に会って、首相のポストに就く気があるか否かを確かめている。そして内諾を得ている。天…
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