矛盾に満ちた日本の対満州政策 二重構造のもとでそれぞれがそれぞれの思惑を

孫文は日本政府が段祺瑞政府に肩入れすることは、中国の人々を裏切ることだと日本国内の有力者を口説いた。もっとも孫文自身は中国で密かに第三革命の準備を進めているので、腹心の者が日本を訪れて説得にあたっている。腹心の者とは例えば張継や殷汝耕であった。1917年の終わりから18年の初め…
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