“棒読み癖”上川外相は「選挙の顔」になれるのか ポスト岸田へ地元・静岡県知事選で問われる真価
また、政権への打撃となるのか──。岸田官邸が恐々としている静岡県知事選(26日投開票)。全敗した3つの衆院補選(4月28日投開票)につづき、この知事選でも大敗したら、自民党内から「やっぱり岸田首相では選挙を戦えない」の声が噴出するのは間違いない。
選挙戦は、事実上、自民党が推薦した大村慎一元副知事と、立憲と国民が推薦した鈴木康友前浜松市長との争いとなっている。
「告示された9日時点では、野党が担いだ鈴木康友さんが数ポイントリードしていました。やはり自民党への逆風が強いうえ、浜松市長だった鈴木さんは国会議員をやっていたこともあり、一定の知名度があります」(地元関係者)
静岡県知事選では、岸田首相だけでなく、「ポスト岸田」に浮上している上川陽子外相も真価を問われている。地元・衆院静岡1区選出だからだ。逆風をはねのけて自民候補を勝たせたら「選挙の顔」として評価がアップするのは確実。
さっそく、11日(土)、選挙応援のために地元入りし、静岡市内2カ所で街頭演説している。