著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

クーデター計画は極めて短期間に練られた

公開日: 更新日:
国防・外交の4者会談。左から近衛文麿首相、外相候補の松岡洋右、一番右は陸相候補の東条英機中将(1940=昭和15=年7月19日)/(C)共同通信社

 1945年8月15日の軍人によるクーデターまがいの計画とはどのようなものであったか、それについて、私は半藤一利と共に実態を探ろうと努めてきた。「謀は密なるを以て良しとす」という故事に倣えば、確かにこの計画については当たっているかのようだ。これまで巷間語られてきた「八月十五日の反…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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