バイデン降ろし激化で「確トラ」を覆せるのか…米大統領選「ハリス+α」民主党の勝算
およそ3カ月後に迫った米大統領選は先が読めない展開になってきた。銃撃直後にガッツポーズを見せた共和党のトランプ前大統領(78)の力強さに全米がしびれ、「確トラ」なる新語が生まれる中、劣勢を強いられる民主党のバイデン大統領(81)の撤退論が急浮上。誰がポスト・バイデンの座を射止めるのか。
きのう(米時間18日)の共和党大会最終日、トランプとバンス上院議員(39)は正副大統領候補の指名を受諾。一方、民主党は党候補の正式指名まで1カ月を切る中、「バイデン降ろし」が激化し、老いぼれ批判が強まるばかり。相次ぐ言い間違いで大失点を重ねている上、折悪く新型コロナウイルス感染も判明した。米メディアによると、党重鎮のペロシ元下院議長(84)のみならず、かつて仕えたオバマ元大統領(62)からも引導を渡されて四面楚歌。早ければ今週末にも選挙戦からの撤退を決断する可能性があるという。
下馬評通り、ハリス副大統領(59)がバイデンの後継となるのか。女性、黒人、アジア系で米史上初の副大統領就任でもてはやされたが、人気はいまひとつだ。