バイデン降ろし激化で「確トラ」を覆せるのか…米大統領選「ハリス+α」民主党の勝算
上智大教授の前嶋和弘氏(現代米国政治)は「バイデン氏が降りたら、民主党が大統領選で敗れる可能性はさらに高まるとみています」と前置きし、こう続ける。
「バトンタッチするとしたら、現実的にハリス氏しかいない。バイデン陣営に集まった多額の寄付金を動かせる権利があるのは、ペアを組んでいるハリス氏だけですから。誰を副大統領候補にもってくるか。ハリス氏と組むのは白人男性がいいという見立てがあり、ペンシルベニア州のシャピロ知事(51)、ノースカロライナ州のクーパー知事(67)などが有力視されていますが、同性愛者であることを公表したブティジェッジ運輸長官(42)が適任でしょう。『新しい民主党』をアピールできる。バイデン氏が辞任してハリス氏にポストを譲り、『現職大統領』として箔付けして戦うというプランも持ち上がっています」
時間とも勝負だ。