第2回御前会議に向けたクーデター派の攻防

このクーデター案が、陸相の阿南惟幾に説明されたのは、13日の午後9時である。第1回の御前会議と第2回の御前会議の間、つまりこの間4日間ほどあるわけだが、聖慮を含めて鈴木貫太郎内閣は、敗戦を受け入れることを決め、いくつかの不明点をアメリカ側に問いただしている時期でもあった。しかし…
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