シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(14)「難攻不落」のサイパン、5万人が玉砕

3年8カ月の太平洋戦争の中で、「玉砕」と言えばどうしてもサイパンを取り上げておかなければならない。昭和19(1944)年7月のサイパン玉砕は、この戦争の本質を見事なまでに表していた。この地では4万人の将兵と1万人の民間人が玉砕という形になっている。これほど戦死する必要があるのだ…
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