歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み
政治団体「NHKから国民を守る党」(N国党)の党首・立花孝志は、どういうわけで選挙モンスターと化したのか。これを知るには、幼少期まで遡る必要がある。
立花は自伝や自身のドキュメンタリー動画で、たびたび幼少期について語っている。
それらによると、大阪府泉大津市の助松団地で育った立花は、家庭の事情で半ばネグレクト状態にあり、幼い頃から新聞配達をして暮らす境遇だったという。学校ではイジメを受けていたとも話しており、いわばどこにも居場所のない鬱屈とした少年時代を過ごしていたようだ。その後、府立信太高校に進学し、幸運にもNHK入りのキップをつかんだ。当時のNHKには高卒採用枠があった。パッとしなかった立花が天下のNHKに就職したのは、「人生の大逆転劇」だった。
立花にとってNHK職員だった経歴はまぶしく輝いており、口が擦り切れるほど「自分は元NHK職員だった」とアピールしている。
毎日念仏のように「NHKをぶっ壊す!」と唱えておきながら、NHK職員だったという経歴が誇らしくて仕方がないのだ。