ウヤムヤな兵庫県知事が抱える闇…熊谷俊人・千葉県知事は対照的に、立花孝志氏の2馬力選挙を「迷惑」と断じる
■石破首相「2馬力選挙」について法改正の必要性を唱えていたが…
「2馬力選挙」について兵庫県選管は1月、総務省に公職選挙法の趣旨を徹底させるための法整備を求める要望書を提出。石破茂首相(67)も4日の衆院予算委で、「法改正をはじめ、誰もが納得する選挙運動のあり方の確立は喫緊の課題だ」と答弁するなど、法規制に向けた動きが進んでいる。
「迷惑。やめてほしい」——。「2馬力選挙」について熊谷氏がこうキッパリ否定するのは当然なのだが、対照的なのが斎藤氏だろう。
斎藤氏は知事選以降、会見などで度々、立花氏が公言していた「2馬力選挙」の是非などを問われているのだが、批判的な発言はほとんどみられず、「(立花氏と)直接会ったこともなかった」「自分ができる選挙を街頭演説含めて日々懸命にやらせていただいた」と繰り返しているからだ。
斎藤氏はなぜ、今もなお立花氏の「2馬力選挙」について、「迷惑だった」「やめてほしかった」「有権者をバカにした行為だった」と断言しないのか。「2馬力選挙」と無関係だったのであればこそ、踏み込むのは当たり前。少なくとも選挙制度を管轄する総務省の元官僚としても否定的な発言があって然るべきではないのか。