何から何まで場当たりの仰天…目を覆う石破官邸の迷走、自爆に向けてまっしぐら
内政も外交も政策や方針に一貫性がない

以前から官邸の弱さが指摘されてきた政権だが、この“国難”に煮詰まったか。補正の扱い、置き去りの物価高対策、トランプにもドタバタ、年金も先送りの大混乱。
◇ ◇ ◇
日本だけではなく、EU(欧州連合)など世界各国が注目していたトランプ米政権の関税政策を巡る日米両国による閣僚交渉の第1ラウンドが17日、終わった。
初交渉について石破首相は同日、首相官邸で記者団に「次につながる協議が行われたと認識し、評価している」などと語っていたのだが、ホッとしたというのが本音だったのではないか。
なぜなら、石破は赤沢経済再生担当相を交渉担当として米国に送り込んだものの、直前になってトランプ大統領がSNSで自身の出席を表明したからだ。
ボクシングの試合に例えるなら完全アウェーのリング上で、フライ級の4回戦ボクサーとスーパーヘビー級の王者が拳を突き合わせるようなもの。日本の政府関係者は「完全に想定外」「赤沢で対応しきれるのか」と驚き、交渉の主導権をいきなり奪われかねないと懸念を強めていたという…
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