ジャンプとマガジンを翻訳して「早バレサイト」に違法投稿…雑誌入手方法と“意外な稼ぎ”
調べに対し、2人はスマホで作品を撮影し、複製したことは認めているが、「ネット上には公開していない」と容疑を一部否認しつつ、「経営する会社の収益増加につなげたかった」と供述しているという。熊本県警がサイバーパトロールで発見し、同時期に捜査していた新潟県警と合同で調べを進めていた。
早バレサイトは閲覧回数に応じて広告収益が生じるため、国内で違法なサイトが乱立し、いたちごっこ状態になっている。
「公開先は海賊版のサイトで、2人の会社がサイトを運営していたわけではありません。2人はあくまで末端の一投稿者で流出源に過ぎません。サイトの運営者は別にいて、2人は配信料を得ていただけのようです。それもそんなに高額ではなく、小遣い稼ぎ程度といったところです。漫画は複数の外国語に翻訳され、SNSを通じて世界中に拡散され、誰もが閲覧できる状態になっていました。押収したパソコンやスマホの解析から、サイトの運営者を含め、他にも複数の人物が関わっているとみています」(捜査事情通)
海外でも人気の日本の漫画の「続き」が、いち早く世界中に拡散されているとすれば、被害総額はいくらになるのか。