那須・夫婦遺体遺棄事件で急展開 長女の内縁“イケイケ夫”が企んだ「会社乗っ取り計画」
言動がイケイケになっていった
関根容疑者の逮捕当日の6日、記者がJR御徒町駅近くの店舗を訪れると、店頭に<営業再開のお知らせ>という貼り紙があり、<今後は経営体制を一新し、新たな取り組みやサービスを通じて、より良い飲食体験を提供できるよう努めてまいります>と書かれていた。
関根容疑者はサンエイ商事に勤めるかたわら、昨年9月、自宅を本店にして飲食業を展開する会社を設立。宝島さんの長女が代表取締役になった。一方、サンエイ商事は今年1月、同社の取締役だった長女を退任させ、代わりに次女を取締役に就任させている。
「長女の内縁の夫になった当初、宝島さん夫婦は関根を高く買っていましたが、徐々に両者の関係がギクシャクしていったようです。従業員のやりくりや関根が経営する店の売り上げの取り分などを巡り、幸子さんと揉め、関根が叱責されている姿が何度も目撃されています。関根は近隣店舗とトラブルを起こした際も自らが交渉役となり、売り上げや店舗数の拡大、問題解決など、それなりに会社に貢献をした自負があるようです。それなのに全面的に任せてもらえず、不満を漏らしていた。ますます言動がイケイケになり、派手な生活を送るようになった。そんな関根を見て、夫婦は調子に乗り過ぎていると思ったのかもしれません。両者の対立は深まり、関根にしたら追い出される前に、会社を乗っ取ろうと考えたとしてもおかしくない」(飲食店関係者)
動機が何であれ、これほど残忍な手口で殺害し、遺体に火を付ける必要があったのか。