星野監督の「酷使」が気がかり…心配される楽天・則本の肩とヒジ
星野監督の頭には「肩は消耗品」という考えはない。中4日だろうが3日だろうが、「気持ちで負けなければいい投球はできる」というのが持論。ある投手の登板間隔が中5日から4日になってマスコミがそれを記事にすれば、「おまえらが投手を甘やかしている」と声を荒らげる監督だ。
今オフにはチームの大黒柱である田中の、入札制度による米メジャー移籍が濃厚。連覇を狙う星野監督にとって来季の投手陣は則本頼みになる。
その則本も先の与田氏と同じく、指揮官の無理な起用も意気に感じるタイプ。
「先発は中4日でいけ」「交流戦は日程が楽だから中継ぎもやれ」なんて言われても嫌な顔ひとつ見せずマウンドへ向かうはずだ。
ロッテを退けたCSでも佐藤投手コーチは、密かに則本の右肩やヒジを心配し、ブルペンでも球数を減らすように配慮していたという。則本を星野監督から守れるのは投手コーチしかいない……。