星野監督の「酷使」が気がかり…心配される楽天・則本の肩とヒジ
「アイツは何も言わずに頑張っちゃう性格ですからね……」
日本シリーズ進出が決まった直後、楽天のチーム関係者が不安そうに囁いた。
則本昂大(22)は1年目の今季、先発投手としてフル稼働。公式戦でリーグ2位タイとなる15勝をマーク。ロッテとのCSファイナルステージでも第2戦では9回1失点(11奪三振)の好投を見せると、21日の第4戦でも中2日で救援マウンドに登り、150キロ台の速球を連発。八回の1イニングをピシャリと抑えた。
こうなると気になるのが指揮官の「酷使」だ。
星野監督は中日の監督時代、春季キャンプから150キロを超える剛速球をバンバン投げ込む新人の与田剛氏(評論家)に惚れこみ守護神に指名。1年目から50試合に起用すると、与田氏も期待に応え、新人では史上最多となる31セーブを挙げ、新人王と最優秀救援投手賞を獲得した。
ところが2年目からは肩、ヒジを痛め、結局完全復活しないまま99年オフに引退。実働4年ともいえる短い選手生命で終わった。