スケートW杯で優勝も…ソチ五輪内定の長島に“落とし穴”
<スピードスケートW杯>
バンクーバー五輪銀メダリストが幸先の良いスタートを切った。スピードスケートの長島圭一郎(31)が17日(日本時間18日)のW杯(米国・ソルトレークシティー)の500メートルで34秒24で優勝。バンクーバー銅の加藤条治が持つ日本記録(34秒21)まで0秒03に迫る好タイムで今季W杯初勝利を挙げた。
最後のカーブを曲がり切れずに体勢を崩しかけながらも即座に立て直して、バンクーバー五輪金メダルの牟太ボム(韓国)を退けた。
W杯4戦での成績が重視されるソチ五輪の代表入りが内定した長島は「ミスをしても修正できたのが一番良かった。やっと五輪に向けて気持ちを切り替えていける」と自信たっぷりに話した。
バンクーバー五輪後の不調から脱却して完全に復活した。ソチでは、加藤とともにワンツーフィニッシュが期待されるとはいえ、不安は拭えない。
ここまで順調な加藤とは対照的に、致命的な欠陥を指摘するスケート関係者がいるのだ。