高橋尚の入団間近で 巨人・原監督が最も恐れるのはDeNA
シーズン中、巨人の守護神・西村がこう嘆いていたことがある。
「一番イヤなのはDeNA戦。他と違って点差が開いた終盤でも諦めずに食らいついてくる。いつも乱打戦になるから、投手陣は消耗するんです」
5月10日に5本の本塁打で7点差を引っ繰り返された試合がある。多村に逆転サヨナラ3ランを打たれたのが西村だった。42セーブでタイトルを獲得しても、これはトラウマになっている。
DeNAの高田GMは「一番の補強ポイントは投手」と号令を下し、阪神からFA宣言した久保康友(33)を獲得した。
ここに経験豊富なベテラン左腕の高橋尚が加われば、「ロートル補強」でも、今季に比べれば、底上げにつながる。これこそが原監督が最も恐れることなのだ。