和田毅に高橋尚成まで調査…巨人・原監督が描く来季の補強プラン
日本シリーズの敗因を「うちの先発と向こうの先発との差」と分析する原巨人。独走Vを飾ったシーズンでも夏場から先発投手が早々とKOされる試合が続いた。今オフの最大の補強ポイントを先発右腕として、先日のドラフトで東京ガスの石川を1位で入札したものの、ロッテとの競合の末に抽選で外した。日本一になれなかったことで、今度は左右関係なく、「即戦力投手」をかき集めることになりそうだ。
<高橋尚成の獲得も視野>
ターゲットは実績がある日本人メジャーリーガーだ。オリオールズとの2年契約が切れ、日米すべての球団と交渉可能となっている和田毅(32)、そして、かつて巨人に在籍したロッキーズ3Aコロラドスプリングスの高橋尚成(38)まで調査しているという。高橋尚は渡米4年目の今季はほとんどをマイナーで過ごし、消化不良に終わった。本人は「来季以降は白紙」としている。さる球団関係者がこう言う。
「第一は右投手だけど、左でも実績のある即戦力投手の確保は必須。経験がある日本人メジャーリーガーの中で帰国する意思があるかどうかの動向にはもちろん注目している。和田やヒサノリ(高橋尚)なら申し分ない。特にヒサノリは日本球界復帰の可能性が高いと聞いている」