“爆弾”抱える大竹は大丈夫か? 原監督の「15勝」指令
広島からFA宣言して巨人入りした大竹寛(30)が4日、都内のホテルで入団会見を行った。
同席した原辰徳監督(55)から「15勝は期待したい。打線もしっかり援護する。それを受けてどうだね?」と聞かれると、「背番号(17)くらい勝てるように頑張りたい」と応じた。
2年連続で2ケタ勝利を挙げてはいる。とはいえ、今季10勝10敗。原沢敦球団代表兼GM(57)は「クオリティースタート(6回3失点)で菅野君よりは下回るけど、沢村、内海、杉内を上回っている」と安定感が獲得の決め手となったとし、「ほとんど3失点以内。来年は(今年の)10勝10敗がそのままにはならないだろうと思っている」と広島からリーグ連覇中の巨人へ移籍すれば、もっと勝てると強調した。
本当にそうか。古巣の広島関係者は「いいやつだけど重圧に弱い。肩、ヒジの故障歴もあって、フル回転はできないだろうし……。だから手放したわけではないけど」と言う。巨人へFA入団する重圧は、広島でノビノビ投げるのとは比較にならない。球団がデータや数字をはじいても、メンタル面だけは測れない。