GPシリーズはズル休み? キム・ヨナの右足故障に偽装説
「ヨナはジュニア時代から表彰台を逃したことがない。それが国際審判に大きなミスのない選手というイメージを植え付け、高い得点のベースになっている。表彰台を逃せば経歴に傷がつき、ソチ五輪にも影響する。GSでグランプリファイナル(福岡)の出場権を得れば浅田との直接対決が待っている。過熱する日韓メディアは五輪の前哨戦とあおり、大会期間中は大騒ぎになる。会見では浅田に関する質問が集中する。仮に浅田に負ければ五輪まで心の安定を乱す。そんなことを心配したり、神経をすり減らすぐらいなら、故障を理由に国内でじっくり調整していた方がはるかにいい。ヨナ陣営にはそんな計算が働いたのではないか。もしかすると、トリノ五輪で金を逃したスルツカヤを教訓にしているのかもしれません」(前出の関係者)
荒川静香が金メダルを取った06年トリノ五輪の女子フィギュアは、ロシアのイリーナ・スルツカヤが優勝候補の大本命に挙げられていた。
ところが、前シーズンから7連勝中のスルツカヤは前年覇者として臨んだグランプリファイナルで、新鋭の浅田に敗れてまさかの2位。1月の欧州選手権では連覇を果たしたものの、五輪本番まで浅田に負けたショックを引きずり、疲労も蓄積。フリーではミスを連発し3位に終わった。
女子フィギュアでは史上3人目となる連覇がかかるキム・ヨナ。「ひと芝居打って国内でマイペース調整」の説を笑い飛ばすことはできない。