頭の中は「ソチ金」より「平昌五輪」…キム・ヨナが背負う重圧
今季限りでの引退を表明している女子フィギュアスケートの金妍児(キムヨナ)(23)が出場する韓国選手権が3日開幕。「女王」が滑る国内最後の大会はチケットも完売だ。このキムと浅田真央(23)との対決が注目されているソチ五輪。実は連覇が注目されるキムの視線は「その先」にあるそうだ。
バンクーバー五輪で頂点に立ったキムは、10年の世界選手権から翌年の同大会まで1年間実戦を離れた。さらに11―12年シーズンも全試合を欠場。「その間、一度は引退を決意した」ともいわれている。
ある現地記者が言う。
「あの時は<父親が多額の不動産投資に失敗したから引退を撤回>との噂も流れた。キムがカネのために滑るのなら、11年の世界選手権(2位)で得た賞金(約220万円)を日本で起きた大惨事(東日本大震災)の被災者のために寄付などしない。昨年も台風30号で甚大な被害を受けたフィリピン支援に10万ドル(約1000万円)をユニセフ(国連児童基金)に寄付した。彼女は毎年、韓国の貧困や難病の子どもたちの支援も続けている」