もう“縁故”なんて言わせない? DeNA白崎浩之の評価急上昇
進化を証明するマルチヒットだった。DeNAの2年目白崎浩之(23)が11日、紅白戦に7番遊撃で出場。1打席目に中堅越えの二塁打、4打席目は左前打を放った。
駒大から12年のドラフト1位でベイスターズに入団。遊撃守備と足はプロレベルながら、打撃はサッパリ。1年目の昨季は47試合の出場で打率2割1分2厘、0本塁打に終わり、「(駒大OBの)中畑監督の縁故採用だったんじゃないのか」なんて声も上がった。
それまで遊撃を守っていた梶谷がこのオフ、「失策が多過ぎる」(中畑監督)と外野にコンバートされた際にもあれこれ言われた。9日朝の声出しで「中畑監督を胴上げします!」と宣言すると、ナインからは「うまいねー。大学、大学!」と冷やかされた。
白崎は課題の打撃向上に取り組んだ。1月にはソフトバンクの内川の自主トレに参加し、打力を磨いた。
「内川さんにはスイングのタイミングを教わった。スイングのトップスピードを過ぎてからボールをとらえていたので、それを指摘されました。今はそれを念頭に置いてやっています」(白崎)