伊東2位通過 ラージヒル予選パスで生まれた葛西の“余裕”
「葛西は前日から集中力を高めて競技に臨むタイプ。時には同室の選手を追い出してまで、集中力を高める。またソチのジャンプ台は日本の蔵王のそれと似ているが微妙に違う。スターティングゲートから踏み切りまでのアプローチの傾斜も、踏み切りの傾斜も同じではない。ジャンプ台はどこの国でも自国の選手の有利になるようにつくるものだ」(スキー関係者)
実際、葛西は8位に終わったノーマルヒルのあと、踏み切りのタイミングが合わなかったと話している。
もともとラージヒルの方が得意だ。葛西のメダル取りのお膳立ては整った。
▽伊東の話「決勝に向けていい自信になった。(左膝の痛みなど)トラブルはあるが、冷静に自分の状況を判断できている。できることを出し切る。悔いのないように強い気持ちで臨む」
▽男子ラージヒル予選(HS140メートル、K点125メートル)
(1)ヘイベク(オーストリア)124.8点
(2)伊東大貴122.0点
(3)清水礼留飛120.4点
(6)竹内択116.0点
▼葛西紀明=予選免除で本選出場(40位までが本選進出)