DeNAが失態 審判の手配忘れて韓国球団“大激怒”の顛末
「一体、どうなってるんだ!」
韓国SKの関係者の怒号が響き渡ったのは、去る18日。宜野湾で行われたDeNA二軍との練習試合でのことだった。
試合が始まろうというのに、待てど暮らせど審判が球場にやって来ない。この試合の場合、ファーム所属の審判か韓国球界の審判、どちらかがジャッジをするのだが、DeNAの手違いでどちらの審判にもオファーを出していなかったという。
結局、審判の手配は試合開始には間に合わず、急きょマネジャーや査定担当が駆り出され、ジャッジするハメになった。
「こんなの、野球人生で初めてのことだ」と、SKの関係者が怒り心頭でこう言った。
「素人が審判をやるなんて、草野球じゃないんだ。当然、ジャッジはめちゃくちゃだった。初回、無死満塁のチャンスでウチの4番打者が完全なボール球をストライクと判定されて、怒っていたよ。こっちの調子がおかしくなるのはもちろんのこと、DeNAの投手だって人生がかかっている。ヘンな判定で感覚が狂ったら、どうやって責任を取るんだ。今後、二軍との練習試合については、こっちも考えないといけないね」
いくら練習試合といえど、SKからすれば招待されてわざわざ遠征している。DeNAのチーム関係者も「こんなことをやっていたら、ウチと練習試合を組んでもらえなくなる」とア然ボー然。試合は、中畑監督が視察する中、DeNAが0―5で敗れた。当然の結末だろう。