DeNA若手はゲンナリ…301球投げ込む三浦のハッスル
これで40歳というのだから恐れ入る。
16日、DeNAの三浦大輔が投げ込みを行った。これまでも連日のようにブルペン入りしており、この日はなんと最多の301球。
終了後は、「余計な力が抜けた、最後の一球がいいフォームだったね」と涼しい顔で言ってのけた。
首脳陣にとっては頼もしい限りだが、若手投手陣にとってはたまったもんじゃない。三浦は今季から選手兼投手コーチ。それがブルペンで300球も投げられたのでは、「三浦コーチがあれだけ投げてるんだから、オレたちも同じくらい投げなきゃいけないのか…」というわけである。
もちろん、球数が多ければいいというものではないし、調整法も個人個人で異なる。そんなことは百も承知とはいえ、首脳陣だって若手より中年投手が力投する姿を見れば、「ウチの若いヤツもあれくらい投げてくれればいいのに」と思うものだ。
昨季のチーム防御率がリーグワーストの4.50だったDeNAの弱点は投手力。中畑監督が昨年末、「三浦がいなくても先発ローテーションを組める」と話したのも、若手の奮起を期待してのことだった。
この日の阪神との練習試合では、ともに2年目の井納と三嶋が好投。前日は新人投手2人が結果を出したとはいえ、チーム最年長の兼任コーチも元気いっぱい。やはり今季も先発ローテは三浦中心になりそうだ。