他球団は無視? 中日・落合GM「大学キャンプ視察」の狙い
「他球団を見るくらいなら、大学を見る」
中日の落合GM(60)は、関係者にこんな話をしていたという。その言葉通り、ここにきて大学のキャンプを立て続けに視察している。19日の明大に続き、24日には駒大キャンプの浜松へ向かい、練習終了まで鋭い視線を送った。この時期、他球団のGMは基本的にチームに帯同することが多いが、オレ流GMはアマ球界の逸材発掘に早くも動きだしているわけだ。
落合GMは、自身が大学(中退)、社会人出身ということもあってか、監督時代から大学、社会人の選手を好む傾向があった。特に監督就任1年目の04年ドラフトでは大学、社会人選手のみ11人を指名。以前に連載していた中日新聞のコラムで、「今の選手は、オレの現役時代を含めて昔の選手に比べると、体は大きくなっているけれど、体の強さが3歳分くらい遅れている」と書いたこともある。
■即戦力がいない台所事情
高卒の即戦力は超高校級といわれる選手くらいで、極めて少ない。オフのドラフトでは、大学、社会人の即戦力を中心に獲得するつもりなのかもしれない。某マスコミ関係者が言う。