投手陣総崩れ ヤクルトが画策する“野手大出血”トレード
「投手のトレードを球団に要望? (他球団にうちで)使える選手がいるかどうかだけど、もちろんいるに越したことはない」
23日の広島戦後、ヤクルトの小川監督がこう言った。
チームは開幕から投手陣が総崩れ、エース小川も故障離脱する緊急事態だ。限られた戦力で戦い、就任4年間で2度のAクラスに導いた指揮官も、補強を求めざるを得ないようだ。
編成トップの新専務は「トレードは考えていないわけじゃない。ただ、開幕直後のトレードは簡単にはいかない」と応じた。たしかに今の時期、どのチームも一、二軍の戦力を見極めている段階だし、投手はどの球団も出したくない。
■野手を大量放出か?
しかし、フロントも手をこまねいているわけにはいかず、各球団を駆けずり回っているという。なかでも狙い目なのが、投手があり余っているソフトバンクだろう。
一軍の先発は摂津、中田ら5人で固定され、二軍には大場、帆足、山田ら他球団にいけばローテに入れそうな投手がゴロゴロいる。しかも彼らは一軍で故障者が出ない限り、出番はない状況だ。